炭水化物を冷やすとダイエットと便秘解消に効果的!理想の温度は?
炭水化物を冷やすとカロリーが減る!
こんな驚きの調査結果が発表され、新しいダイエット法として注目されています。
そしてこのダイエット法には、便秘解消効果も期待できるのだとか。
主役となる成分はレジスタントスターチ。
そのレジスタントスターチが含まれる食品と、理想的な温度とは?
冷やすことでカロリーが減る炭水化物のメカニズムについて注目してみました。
炭水化物を冷やすとダイエットに効果的?
「低炭水化物ダイエット」や「低インシュリンダイエット」といったダイエット法は有名ですね。
その名の通り炭水化物の摂取を減らすことによって、血糖値が上がり過ぎることを防ぎ、インシュリンの分泌を抑えることによって、脂肪の燃焼を狙うダイエット法です。
逆に言うと、炭水化物を普通に食べていてはダイエットが出来ないということですね。
ところが、普通に食べても太らない「炭水化物の食べ方」があることが分かりました。
それは炭水化物を冷やして食べるという方法です。
炭水化物の中には、冷やすことによってカロリーが減る食材があるそうです。
日本人が毎日食べるご飯もその食材の1つなんですが、何と最大60%もカロリーを減らせるという研究結果も出ているそうです。
ダイエットはしたいけどご飯の量は減らしたくないと思っている方には、何とも嬉しい事実ではないでしょうか。
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炭水化物を冷やすとダイエットと便秘解消に効果的な訳とは?
炭水化物を冷やすことによってカロリーが減る原因は、食品に含まれるでんぷんがレジスタントスターチ(難消化性でんぷん)という物質に変化するからなんだそうです。
このレジスタントスターチは胃で消化されにくいため、小腸でも吸収されず、そのまま大腸まで届くのが特徴の炭水化物です。
消化されにくいため「難消化」という名前がついてるんですね。
冷やすことによって消化されにくくなるため、食品そのもののカロリーは変わらなくても、吸収されるカロリーは低くなるというわけです。
つまり、冷やしてご飯を食べることによって摂取カロリーが減り、その分ダイエットにも効果が期待できるわけですね。
そして、レジスタントスターチの大腸まで届くという特徴は、食物繊維と同じように腸内の環境を整えくれるとも言われています。
大腸に届いたレジスタントスターチは、発酵して腸内の善玉菌を活性化させ、悪玉菌の活動を抑える働きをするそうです。
その働きにより腸内環境が改善され、便秘解消の効果も期待できるわけですね。
ダイエットと便秘解消というのは、女性なら誰でもありがたい話だと思いますが、冷やすだけでその効果が期待できるのでしたら、試してみる価値は十分あると思います。
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炭水化物を冷やす理想の温度と、多く含まれる食品は?
炭水化物のカロリー摂取を抑える効果のあるレジスタントスターチですが、どのくらい冷やすと変化するのでしょうか?
その温度は意外と低く、だいたい4℃位と言われています。
冷蔵庫の中の温度と同じと言うとイメージしやすいかもしれません。
ただの冷ご飯ではダメで、冷たく感じるほど冷やすことによってレジスタントスターチに変わるわけですね。
レジスタントスターチが含まれる食品もいろいろな種類があるのですが、その食品と含有量の一例は以下のとおりです。
結構いろいろな種類があるんですね。
ちなみに、一度冷やして変化したレジスタントスターチは、温めると再び元のでんぷんに戻ってしまいますので、ダイエット効果を高めるためには冷たいうちに召し上がることをオススメします。
ダイエットの敵と言われてきた炭水化物ですが、冷やすだけで敵から味方に変わる、何とも不思議な特徴を持つレジスタントスターチ。
ただし、いくらカロリー摂取が抑えられるからといって、食べ過ぎてしまえばカロリーオーバーを招きますので注意してくださいね。
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今日のお話が参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
はじめまして。
いろんなサイトで「炭水化物を冷やすとカロリーが減る」という情報を見たのですが、どうも腑に落ちない点がありましたので、もしご存知なら教えていただけないでしょうか。
疑問に思ったのは2点で
・食事中に含まれるレジスタントスターチの割合
>このレジスタントスターチは胃で消化されにくいため、小腸でも吸収されず、そのまま大腸まで届くのが特徴の炭水化物です。
とありますが、例えば白米だと100g中に含まれるレジスタントスターチは1.2g、炭水化物は37.1gということでした。
(http://www.eiyoukeisan.com/calorie/nut_list/carb.html より)
では、消化されにくい1.2g分はカロリーになりにくいというのはわかりますが、のこりの37.1gは温かいご飯を食べた時と同様のカロリーになるのでしょうか?
正確には、炭水化物を冷やすとレジスタントスターチになるということですから炭水化物が少し減るのでしょうけど、それでもレジスタントスターチに変化した、炭水化物全体の3%くらいのカロリーが減っていたとしても、ご飯のカロリーが60%も減るという理由にはどうも納得がいかないのです。
もう一つは
・冷やすとレジスタントスターチに変化するが、温めると元のでんぷんに戻る
というところです。食べてしまって胃に入ってしまえば体温まで暖められるわけで、4℃に保ったまま小腸や大腸に達することは無いのではないかというところです。
体の仕組みに疎いのでどこか根本的に間違っているような質問かもしれませんが、もしよろしければご回答いただければ幸いです。
>おかもとさん
はじめまして。
ご覧いただきありがとうございます。
レジスタントスターチは、炭水化物の中のデンプンが変化したもので、加熱した後に冷やすことで量が増えると言われています。
ですので、白米をそのままの状態で計れば1.2gですが、炊いたあと冷やすことで1.2gよりも量は増えます。
正確な量は分かりませんが、20%位まで増えるという説もあります。
それでも60%も減るという計算は無理がありますが、研究で何度か実験を行ったうちのMAXがその数字だったかもしれません。
元のデンプンに戻るというお話ですが、これは再加熱することで戻ると言われています。
60℃くらいの温度までならレジスタントスターチのままと言われていますので、体温で元のデンプンに戻る事はありません。
ちなみに、レジスタントスターチは急激に冷やすと出来にくいそうですので、ゆっくり冷ますことがポイントだそうですよ。
ぜひ参考にしていただければと思います。
katochan-kenkou様
回答有難うございます!
もやもやが晴れました。
ここまで説明してくださっているところが見つからなかったのでスッキリしました。
これからは冷たいご飯で頑張ろうと思います。
ありがとうございました。
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