健康のために運動の必要性は?幸福感の向上とうつ予防に効果あり!
いつまでも健康でいたいと願う気持ちは、誰もが思うところですね。
健康に対する捉え方は人それぞれだと思いますが、僕がイメージする健康な体とは、自分のやりたいことが出来る気力と体力の備わった体だと思います。
体が元気なら遊んでいても楽しいですからね。
そのためには、ある程度自分自身に負荷をかける生活を送ることも必要なのではないかと思います。
その負荷をかける方法として、僕がオススメするのは定期的な運動です。
運動することによって筋力や体力の向上が期待出来るわけなんですが、それ以外にも嬉しい効果があることが分かっています。
それは、運動することによって幸福感が向上するんだそうですよ。
さらに運動はうつ予防にも効果があるんだとか!
その何とも嬉しい効果のメカニズムについて調べてみました。
運動すると幸福感が得られる理由とは!
心理学者のザイヤーの研究によると、10分間のウォーキングを行った場合、その時は体は疲労を感じるが、20分後には疲労と緊張がほぐれ幸福感とやる気が湧いてくるんだとか。
そしてその効果は2時間も続き、反動も全くないそうです。
運動を行うとBDNFというタンパク質が分泌されるそうなんですが、このBDNFには記憶に関する神経細胞を守り修繕するリ、セットスイッチとしての役割があります。
その結果頭がスッキリして気持ちが楽になるというわけです。
さらにBDNFが分泌されると、ストレスと闘うもう一つの化学物質エンドルフィンが脳に分泌されます。
エンドルフィンは別名「快楽物質」とも呼ばれ、鎮痛効果や多幸感が得られるホルモンです。
運動することによって分泌されるこれらの物質により、人は幸福感とやる気が湧いてくるそうですよ。
運動によるうつ予防のメカニズムとは!
運動がうつの予防に効果があることは以前から言われていました。
その理由として、気分が紛れる、食生活が改善される、人と交流したり太陽を浴びたりすることによって、先ほど出てきたエンドロフィンが生成される、といったことが考えられてきましたが、はっきりとした事は分かっていませんでした。
2014年にスウェーデンの研究者たちが、運動によりPGC-1a1というタンパク質が筋肉内で増加することに注目し調査した結果、PGC-1a1が多い筋肉にはKATという酵素も多く、そのKATがキヌレニンを脳へ運ばれるのを防ぐ働きがある事が分かりました。
キヌレニンはアミノ酸の一種で、うつ病患者はこのキヌレニンのレベルが高いことが分かっています。
キヌレニンはストレスにより生成されるのですが、KATの働きによりキヌレン酸に変化してしまうため、その結果キヌレニンレベルは下がり、うつ予防に効果をもたらしていたというわけです。
健康のためにはどんな運動が効果的?
運動の効果には体に良いことが色々あることが分かりました。
しかし、いざ運動しようと思っても何から始めたらいいのか迷う方も多いかもしれませんが、運動を行うときに一番大切なことは継続することです。
どんなに効果的だと言われている運動でも、単発で終わらせては意味がありません。
先ほどご紹介したとおり、幸福感を得るためには10分のウォーキングでも効果がありますので、まずは無理なく続けられる運動から始めてみてください。
運動する時間が取れない方は、日常生活の中で体を動かす意識を持つだけでも良いと思います。
自分一人では億劫だと感じる方は、パーソナルトレーナーに指導してもらうという方法もあります。
アメリカコロラド大学ボルダー校のベンジャミン・グリーンウッド氏が行った調査では、運動を強制的にやらされた場合でも、自主的に行う時とストレス発散効果に差はないことが立証されています。
ですので、トレーナーに指示されるメニューをこなすやり方でも良いということです。
フォームや重量選択など、効率よくトレーニングするための方法も教えてもらえますので一石二鳥かもしれませんね。
運動を行い以前よりも筋力が付いたり血行が良くなることで、例えば階段がスムーズに登れるようになったり、肩こりが改善されたり、といった効果を感じられる方もいます。
その上幸福感が得られたり、ストレスが発散出来るのだとすれば、運動は健康維持にはとても効果的だと言えると思います。
運動を日常生活に取り入れることで、新しい自分を発見してみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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